【子どもが勉強しない】怒ってしまう、イライラしてしまう、あなたへ

子どもを叱る母親

下記の方におすすめの記事です

  • 子どもが勉強しない
  • 子どもが勉強しないことに怒ってしまう、イライラしてしまう
  • 子どもが勉強しなくて不安を感じる
  • 子どもの将来が心配
  • 子どもに幸せになってほしい

記事の信頼性

この記事を書いている僕は、2023年6月末に、奥さんと赤ちゃんが頑張ってくれたおかげでパパになることができました。

子ども

子どもが生まれてから幸せな生活が続いていますが、子育てに漠然とした不安を感じたり、子どもの将来について考えることがきっかけで一冊の本を読みました。

ひろゆきさんの本「僕が親ならこう育てるね」

この本から新しい発見や納得できることがいくつもあったので、感謝の気持ちを込めてシェアします。

本記事の内容

  • 子どもの幸せは「勉強しなさい」からは生まれない
  • 「勉強しなさい」より「いい人間関係を大切にしなさい」と教えたほうがいい
  • 70点の大切さを教える

それでは、さっそく見ていきましょう!

スポンサードサーチ

子どもの幸せは「勉強しなさい」からは生まれない

子どもを叱る母親

ひろゆきさんは、アメリカの研究結果を元に下記のように伝えています。
※いきなりですが、ちょっと厳しめな意見です

知能が遺伝することはわりと知られるようになってきましたが、子どもの将来の収入もかなりの割合で親からの遺伝というか、育った環境に依存するという研究結果が出ています。
アメリカの大学が30年間かけて行った「生活環境によって子どもが将来的に恵まれた生活を送れるか」という研究によれば、
貧困層に生まれた子どもが小学1年生から20代後半になるまでを調査したところ、大学の学位を得たのは800人中28人のみでした。

裕福な家庭であれば教育に使えるお金も多く、高学歴になる確率は高くなります。
そして、肉体労働よりも頭脳労働のほうが収入が高くなる傾向はあるので「知能が高い=収入が高い」ということになります。
逆に「低収入の家庭で育った子どもほど学歴は低く、将来の収入が低くなる」というわけです。

このような統計が出ると、「低収入の家庭だが、なんとか子どもには稼げるようになってほしい」と考える人もいます。

もちろん複雑な事情で低収入に陥った人もいると思いますが、なかには自分が勉強してこなかった責任や行動をさしおいて、子どもに「勉強しなさい」と強制する人がいます。
しかし、これは間違っている気がします。

学習することの面白さをわからず勉強をしなかった親が、子どもに学習することの面白さを教えることができるとは思えません。
そういう状況で勉強をさせても「学習するのはツラくて嫌なこと」と子どもが認識してしまうと思うのです。

反面教師的に「今みたいに苦しい生活を将来したくないでしょ?」と子どもに反骨心を持たせようとしても、統計的にはひもじい思いをした家庭の子どもの多くは、低収入になるので意味がありません。

「勉強しなさい」より「いい人間関係を大切にしなさい」と教えたほうがいい

家族

親の収入が増えれば、統計的には子どもの収入も増えるということが上記でわかりました。
もし子どもの将来の収入を考えるなら、まずは自分で稼ぐ努力をしない親の問題を解決したほうがいいということです。

要注意

しかし、ここで強調して言っておきたいのは、収入が増えたからといって、「幸せになるとは限らない」ということです。
ひろゆきさんは、ハーバード大学が75年以上かけて研究しているテーマを元に下記のように伝えています。

ハーバード大学が75年以上かけて研究しているテーマに「幸せな人生を送る」というのがあります。
その研究によれば、「身近にいる人たちとの人間関係の質」が幸せかどうかに影響することが統計的に導き出されています。

年収や友人、フォロワー数、どれほどの社会的な権力を持っているかどうかは関係なく、真に頼れる人が傍にいるか、など質のいい人間関係を持っている人のほうが幸せとのことでした。

個人的な意見

上記の結果から、子どもに幸せになってほしいなら、お金を稼ぐために「勉強しなさい」と言うより、「いい人間関係を大切にしなさい」と教えたほうがいいということです。
そう考えると、僕もそうですが、親がお金を稼ぐのが苦手なのであれば、家族で楽しい暮らし、子どもが将来幸せを感じるための方法を考えてみるのが最適だと思いました。

僕たち家族の場合、金銭面に関しては、僕の収入だけでは家族を養っていくことはできず、奥さんにも働いてもらって生活をしています。
なので、貧乏ではないけど、お金持ちでもない。
そこそこ普通の生活ができていると思うけど、将来のことを考えると不安だなといった感じです。

人間関係に関しては、家族の仲の良さはもちろん、義父とも二人でお酒を飲みに行ったりなど幸せを実感しています。

とはいえ僕は、年収3,000万などとお金持ちになったことがないので、収入が多い状態を経験したことがありません。
年収が多い人が「いい人間関係を持っている人のほうが幸せ」と言うのであれば、説得力がありますが、その経験をしたことない人が言ってもあまり説得力がないのかなとも思えます。

結局は、その人が幸せと感じていれば幸せなので、自分の価値観を子どもには大切にしてもらいたいと思います。

70点の大切さを教える

たいへんよくできました

ひろゆきさんは、会社の業務は大半が「ある程度」でいいという理由から、下記のように伝えています。

医師や弁護士のように一度実行してしまったら、あとから修整することができないような仕事は別ですが、
世の中の会社で行われている大半の業務は、完璧にするよりも、ある程度で納品して次の仕事に移ったほうが売り上げは多くなるものです。

例えば、「2970人のお客さんに3050円のチケットを売る」といった会社の会議で、
学校では正確にかけ算で数字を求められますが、会議では「ざっくり9000万円です」と大まかに把握し、むしろ進行をスムーズにして、どう売るかを話し合った方がいいわけです。

しかし、「今の社会ではある程度のクオリティでスピード感を重視している」という事実を学校では教えてくれません。

学校では、テストで100点を取ることが褒められるので、算数のテストでひと通り解いて時間が余ったら、検算し直して完璧さを求められます。
社会に出てからは短い時間で70点を取ることも正解とされるのに、素早く70点を取って検算をしない子どもは叱られるわけです。

当然、クオリティとスピード感の両方を達成できるにこしたことはありませんが、今の時代、ある程度のクオリティで早く仕事をこなす能力は才能のひとつであり、それができる人は重宝されます。

これは、社会に出たことのない先生が授業をしている学校教育では教えることは難しく、親が補完して教えるしかありません。

そのためには、子どもがある程度のクオリティで早く勉強をこなした場合にも叱らずに、褒めてあげるとよいと思うのです。
そのうえで、「もうちょっと丁寧にやって点数が上がるともっといいね」とクオリティを上げることを褒めていくと、社会に出てからの対応力が身につくのではないでしょうか。

個人的な意見

70点の大切さを教えることについて強く納得できます。
子どもには、できるだけ要領がいい人になってほしいと僕は思っています。
なので、テストの点数が高いことに越したことはないですが、
漢字の書き順や、とめ、はね、はらい、歴史の年号などが間違っていても、「そこは特に気にする必要ないんじゃないかな。なぜなら僕はこう思うから。」
と一人の人間として子どもに向き合える大人でありたいなと思います。

というわけで以上になります(^^♪
少しでも参考にしていただければ幸いです。


今回、紹介した内容は本のごく一部です。
他にもめちゃくちゃおもしろい項目がたくさんありました。
例えば、

  • スマホは何歳からいいの?
  • 学ばせるべきは「コミュ力」より「成果を上げる力」
  • 夏休みの宿題の中にはやらなくていいものがある
  • 子どもに「裕福な家庭」と思わせないほうがいい理由
  • 自分の子どもがいじめから回避するには
  • 子どもがもしも不登校になったら

子育てに必ず役立つ情報ばかりなので、より深く知りたい方におすすめです。
読んで損はないと思いますよ。


こちらの記事も参考にどうぞ

・【子どもの習いごと】英語は意味ない?子どもにメリットのある習いごとを紹介

・【子育て中の夫婦喧嘩】子どもの前で絶対にしてはいけない理由

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です