大阪・関西万博。僕はこれまでに2回、家族や会社の仲間と一緒に行きました。
訪れたパビリオンは20か所近く。有名どころ(アメリカ・フランス・イタリアなど)には行けなかったものの、北欧館や韓国館、サウジアラビア館など、いろんな国の展示を体験しました。
この記事では「楽しかった」「印象に残った」「子どもと一緒にまた行きたい」と思えた“心が動いたパビリオン”を6つ、体験談ベースで紹介します。
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1. オーストラリア館|まるで海の中に潜ったような没入体験

まず紹介したいのが、オーストラリア館。
館内は青い光に包まれ、泳ぐ魚やサメの姿が超高画質で映し出されるスクリーンに目を奪われます。360度、まるで海の中にいるような演出。あまりの居心地の良さに正直3時間くらいいられます。
映像の美しさと空調の快適さに、時間を忘れてボーッとするのにぴったり。家族連れにもおすすめです。
2. オランダ館|光るボールで体験する相互作用なアート

入場時に渡される光るボール。それを持って館内を進むうちに、ボールの色が変化していく仕掛け。
壁にあてるとオレンジや青に光る“チャージポイント”があり、最終的には映像に合わせて自分のボールが連動して光ります。
僕が行ったのは6月21日。たまたまミッフィーの誕生日だったこともあって、ちょっとした盛り上がりも。SNS映えスポットも多く、デートや女子旅にもぴったりです。
3. 中国館|スケール感と最先端の融合がすごい

巨大スクリーンに四季の風景、タッチ式ガラス越しに文化遺産の解説、書道家によるパフォーマンス、木彫りの歴史的人物展示、月の裏側の砂…




「さすが中国」と言いたくなるスケールと情報量。最先端技術と伝統が同時に詰め込まれた濃密な空間でした。
パンダグッズの販売コーナーもあり、ここでしか買えないお土産も見逃せません。
4. ブラジル館|異世界に迷い込んだような“社会派アート空間”

室内にはビニール素材でできた人型アートが多数。なんとも言えない不思議な空間に足を踏み入れると、壁には「今日の世界の軍事費はいくらか」など、強烈なメッセージを持つ映像が流れます。

明るいラテンのイメージとは裏腹に、社会課題を突きつけてくるアートに衝撃を受けました。写真映えより“思考”に残る展示でした。
5. クウェート館|五感を刺激する没入型の世界体験

まず入口で現地の衣装を着たスタッフとハイタッチ。そこからもうテンションが上がります。

展示は、映像を見ながらクウェートの歴史を振り返ります。砂漠のシーンで実際に室内が暑くなるなど、まさに体験型です。さらに本物の砂漠の砂を触れる演出や、寝転がって宇宙を感じる映像体験まで。外の猛暑で疲れた体が癒やされました。

滑り台・ダンス・水を出すゲームなど、子どもも楽しめる仕掛けも多く、家族連れに強くおすすめしたい展示です。
6. チュニジア館|ジャスミンの香りに包まれる癒しの空間

国を象徴する“ジャスミンの花”が香る空間に、心がほぐれます。
写真スポットとしても優秀で、花の装飾がとてもフォトジェニック。まるで異国に迷い込んだような気分に浸れます。
番外編|行けなかったけど話題の“禁断の国”トルクメニスタン

僕自身はまだ行けていないのですが、気になって仕方がないのがトルクメニスタン館。
“北朝鮮の次に閉ざされた国”とされるこの国。クレイジージャーニーなどの番組でも紹介された、巨大で異形の建築物や、夜になると7色に輝くLEDの街並みが有名です。
そんな謎多き国の雰囲気を、体験できるのは万博くらいかもしれません。
会期中でも行列ができていて、僕はタイミングを逃してしまいましたが、「一生行けないかもしれない国の景色」を日本で味わえる貴重なチャンス。これから行く方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ|お金とこだわりが詰まった“攻めた展示”がやっぱり面白い

個人的には、SDGsを前面に出したパビリオンよりも、「自国の文化を思い切り見せたい!」という“攻めた国”の展示のほうが断然面白いと感じました。
とくにクウェート館はその代表例。展示物、空間設計、体験要素、どれをとっても“心が動く”体験がありました。
これから万博に行く方は、「人気ランキング」や「整理券の有無」だけじゃなく、“感性が動いた国”を基準に回ってみると、もっと面白くなると思います!
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