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記事の信頼性
この記事を書いている僕は、2023年6月末に、奥さんと赤ちゃんが頑張ってくれたおかげでパパになることができました。
子どもが生まれてから幸せな生活が続いていますが、子育てに漠然とした不安を感じたり、子どもの将来について考えることがきっかけで一冊の本を読みました。
ひろゆきさんの本「僕が親ならこう育てるね」
この本から新しい発見や納得できることがいくつもあったので、感謝の気持ちを込めてシェアします。
本記事の内容
- 「やる気なんてない」子どもの前提を理解する
- 「やりたくないこと」に理由を与える
- 「あなたのためよ」は他人のせいにする子どもに育つ
- 「あなたのため」を正しく導く方法
- 子どもには「根拠のない自信」を持たせてあげる
- 反抗期の半分は「親のせい」だから我慢すればいい
それでは、さっそく見ていきましょう!
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「やる気なんてない」子どもの前提を理解する
結論、残念ながら「やる気なんて子どもにはないし、やる気を出す魔法の言葉もありません」
ひろゆきさんは、下記のように伝えています。
親は、子どもに期待するものです。
自分は勉強が嫌いであまりしてこなかったにもかかわらず、「子どもにやる気を出させる方法はないか?」と考える親もいます。
しかし、子どもにやる気を出させる万能な方法というものはありません。子育ての本のなかには、「上手なやる気の出させ方」みたいな書籍もありますが、
もし子どものやる気の出し方が確立していれば、世界中の教育学部で教科書になっていて全学校で導入され、みんなが高学歴になっています。
しかし、実際になっていないことを考えると、「答えはない」ということなのですね。そもそも、子どもにやる気を出させること自体が難しいわけですから、大前提として、子どもに「やる気なんてものはない」ことを頭で理解することから始めたほうがいいと思います。
個人的な意見
「やる気なんてない」という前提を理解することについて強く納得します。
僕も仕事でやらないといけないことに対して、やる気がでないから「やる気を出す方法」を調べてみたことがあります。
すると、東京大学教授で脳研究者の池谷裕二先生の記事を発見し、読んでみると驚きの結果がありました。
それは、そもそも「やる気」というのは存在しないとのこと。
池谷先生いわく、「やる気」という言葉は、「やる気」のない人間によって創作された虚構なのだそうです。
本来「やる気」というのは行動を起こせば自然とついてくるものなので、わざわざ「やる気を出す」ために特別な方法はない。と伝えられていました。
確かに考えてみれば、仕事や家事も、やらないといけないことは、最初は面倒でも、やりはじめると気分がノッてきて作業がはかどる。みたいなことが多いですよね。
上記の理由はもちろん、そもそも僕自信も勉強が嫌いでやってこなかったですし、無理やり子どもに勉強させることはしないと思います。
「やりたくないこと」に理由を与える
ひろゆきさんは、「やりたくないこと」に理由を与える重要性を下記のように伝えています。
物事は「やりたいこと」「やりたくないこと」「どうでもいいこと」の3つに大きく分類できます。
この「やりたくないこと」に多くの子どもたちは勉強が入ってくるのですが、勉強をやらせるには理由づけが必要です。社会人であれば、給料という対価があるので、やりたくないことも受け入れられます。
子どもの場合でも「やりたくないこと」の対価が必要になってくるのですが、
それが報酬なのか、恐怖なのか、罪悪感なのか、希望なのか、、、
子どもの反応を見ながら、メリット、デメリットを巧みに使い分けなければいけません。例えば、「サッカー選手になりたい」という子どもが毎日ランニングを続ける理由は、
「サッカー選手になった自分」という希望を描く場合もあれば、監督に怒られるという恐怖や、親に褒められることを理由にする子どももいるでしょう。やりたくないことをやらせる「理由づけ」は子どもの性格で違ってきます。
親は我慢強くこれらを地道に試していくしかありません。
「あなたのためよ」は他人のせいにする子どもに育つ
ひろゆきさんは、ゲームを例にして下記のように伝えています。
RPGのドラゴンクエストⅢはチームの編成が自由に変えられる機能があり、敵が強くて負けても、
「このチームに構成した自分が悪い」「構成をやり直して再挑戦しよう」と自分の選択を反省できて、やり方を変えて、ゲームをクリアしようと試行錯誤します。逆に選択肢がないまま進めるゲームだと敵が強かった場合、「ゲームバランスの設定が悪いクソゲーだな?」とゲームのせいにして、途中でやめることもあります。
これ、親子でも似たような状況が発生することがあります。
例えば、「有名大学に入って公務員になりなさい」という親の言葉に従って、子どもが公務員になったとします。
その後、仕事でトラブルに巻き込まれると「親の言うとおりにしたのに、ロクなことがない」と、親の責任にする考えが生まれることがあります。
別に、公務員以外でも仕事上のトラブルはつきものなのに、です。自分で進んだ道であれば、トラブルを他人のせいにするのではなく、自分の責任として対処しなければなりません。
自分で決めたことは他人のせいにできませんからね。もちろん、聞いたこともない中小企業よりも、安定した生活が送れる公務員を親が薦めるのは一見、理に適っているように思います。
しかし、「聞いたこともない中小企業に勤める人生が不幸かどうか」は誰にも証明できないのです。ただ「隣の芝生は青い」という言葉があるように、公務員になっても「中小企業に入りたかった」と言い出す人もいるわけです。
とにかく親が言う「あなたのため」は揉める確率が高くなるということ。
子どもの目標を勝手に決めてしまったことで自主性が育たず、何かトラブルが起きた際に他人のせいにする、そんな子どもになってしまうと思うのです。
「あなたのため」を正しく導く方法
ひろゆきさんは、もし親が子どもに「あなたのため」と思って何かをやらせたいなら、「上手に子どもを誘導していったらいい」と下記のように伝えています。
例えば、英語を習わせたいなら、英語が話せるようになるメリットを伝え、子どもが習いたいと思うように仕向けるのです。
本人がやる気がないと時間とお金の無駄になる可能性がありますし。親が目標を決めるのではなく、あくまでも「子どもが目標を決めるための手段をできるだけ提供してあげる」ことに注力したほうがいい。
もちろん、子どもが自分で目標を決めると失敗することも多いです。
だからこそ、「あなたのため」と決めたくなるものですが、子どもが例えばユーチューバーやプロ野球選手になりたいと言ったとき、
子どもが本気でなりたいのであれば、そのために必要なことを調べてスキルを磨くことになるので、それ自体は絶対に無駄にならない、とてもいいことなのです。ただ、そういう場合でも、学校にはきちんと通わせ、挫折したときの別の選択肢も用意してあげるのが親の役目だと思います。
失敗してほしくないという気持ちはわかりますが、人は失敗から学ぶことも多い。
修復可能な失敗は子どものうちになるべく多く経験させたほうがいいと思います。
子どもには「根拠のない自信」を持たせてあげる
ひろゆきさんは、子どもに「根拠のない自信」を持たせてあげる重要性を下記のように伝えています。
「勝ち組」「負け組」という括りがありますが、それはあくまでも客観的なものです。
勝ち組と見られているのに不安を感じている人もいれば、負け組と思われているのに根拠のない自信を持って卑屈にならない人もいます。
明らかに、後者のほうが人生を楽しんでいると思うのは、僕だけではないはずです。
その根拠がどうであれ「自分の人生は勝ち組だ」と自信を持った人のほうがものごとを楽しく受け止められると思うのです。そういう自信を子どもに身につけてほしいと願った場合、大切になってくるのは日々の些細な出来事の積み重ねです。
例えば、算数が苦手な子どもなら簡単な足し算を繰り返し、「算数とか余裕」と感じたところで、徐々にレベルを上げて自信を持ったまま成長させていく。
社会に出ると、小学生レベルの算数が「できる、できない」の能力差なんて大したことはありません。
むしろ、苦手意識を持つことのほうが悪影響を及ぼします。
小さな成功体験で「根拠のない自信」は身につく
親の立場となっているあなたは、ご存知の通り、さまざまなことを試して失敗を繰り返し、たまにうまくいくのが人生です。
ひろゆきさんは、小さな成功体験の重要性を下記のように伝えています。
自信を持てない人は「どうせ失敗するし、やるだけ無駄」と何かをする前に諦める思考になってしまうので、大人になっても高確率で成功しません。
だからこそ、子どものころから小さな成功体験を積み重ね、「未知のこともこなせそうな気がする」という自信の種を植え付けておくことはとても大切です。
そうした子どもに育ってもらうには、簡単なことであっても初めてできたことは褒めてあげることです。
「今までできなかったことができたら、いいことがある」という思考付けをさせ、「失敗が怖いから何もしないほうがいい」と考えさせないよう、失敗を責めずに、根拠ない自信を育てあげることが重要なのです。
個人的な意見
小さな成功体験で「根拠のない自信」は身につくことについて強く納得します。
その理由は、僕の少年野球での経験が証明できるからです。
僕は小学6年生のとき、野球の試合で、スクイズを3試合連続で失敗した経験があります。
▼スクイズの意味▼
ランナーが3塁にいる際に行う作戦。
投手が投球動作を開始したら3塁ランナーは本塁に向かって走り、バッターは来たボールをバットに当てて打球を転がす。
相手守備が打球処理をしている間に3塁ランナーをホームイさせ、確実に1点をもぎ取るというプレー。
一方で、失敗した場合は3塁ランナーがアウトになりチャンスが一瞬でつぶれてしまうという、ハイリスクなプレー
↑これを3試合連続で失敗した時は、めちゃくちゃ監督にも怒られ、ひどく落ち込みました。
落ち込みすぎて、チームメイトやコーチから励ましの声をかけられたかどうかも覚えていません。
でも、悔しいし、失敗した時にベンチがお通夜のような静まりかえって、監督の怒号が聞こえてくるシーンが嫌すぎて、とにかく練習しました。
そして、完全に監督から信頼も失ったと自覚していたのですが、試合中にまたスクイズのサインを出してくれて成功させることができました。
※成功体験を与えてくれた監督に感謝します
失敗から学んだのか、成功の嬉しさの体験からきているのかわかりませんが、そこから自分もやればできる!と思い、スクイズやバントをすることが得意になりました。
それ以降、一度もスクイズやバントは失敗したことがないと思います。
上記の経験から、自信を持つ大切さ、褒められる喜び、今までできなかったことができたらいいことがある。という重要性をわかっているので、
自分の子どもにも、小さな成功体験でもたくさん褒めてあげて、「根拠のない自信」を身につけてあげたいと思います。
反抗期の半分は「親のせい」だから我慢すればいい
ひろゆきさんは、子どもの反抗期について下記のように伝えています。
子どもに「やっちゃダメ」ではなく、「やらない子は偉い!」と伝えると、子どもの反応が変わる。
そんな「否定しない育て方」というのがあります。
しかし、それで悪さをしなくなることはないと思います。だからといって、子どもの悪さをなんとかしようとしても、意見が合わずに親子ともども嫌な思いをするだけになりますよね。
そういう場合は、親が諦めて我慢することが大切だと思うのです。子どもが反抗するのには、2つのパターンがあります。
(1)「親がやらせたいけど、子どもがやりたくない場合」
(2)「親はやらせたくないけど、子どもがやりたい場合」です。(1)の代表例は学校の勉強です。
しかし、無理にやらせても勉強嫌いになるだけなので、さっさと諦めたほうがいいです。(2)の代表例は遊びです。
これをやらせないと、子どもの好奇心を削ぐことになります。
電車でもポケモンでも興味を持った事柄に、やたら詳しくなる子どもは多いです。
遊びとはいえ、自発的に調べて記憶する。
それは学習方法を取得するのと同義だと思うので、何も問題ないと思うのです。反抗期は、親子の意見の相違がもとで起こる現象で、要するに、半分は親の問題です。
ならば、親が我慢すれば子どもは反抗せず、好きにやっていくと思うのです。もちろん、その前提条件として「やらせたくない理由」や「やらせる際のルール」は必要です。
例えば、「絵の具をぶちまけて部屋中を汚したい!」と子どもが主張したとします。
親は部屋が汚れるので、やらせたくないはずです。
しかし、そこで「自分できちんと後片付けまでするなら、一回だけやっていいよ」と親が譲歩することができれば、反抗期にはならないはずです。ただし、子どもがやりたいことが、大ケガに繋がったり他人に危害を与えたり、法に触れることだった場合、「あとで、これよりも痛いことになるよ」と言って、殴ってでも止めると思いますが。
個人的な意見
上記の内容から、「ゲームにハマる=悪い」というわけではなく、熱中するゲームの内容によるのかなと思いました。
経験上、特にポケモンは試行錯誤できる素晴らしいゲームだと思うので、ぜひ子どもにはやってもらいたいです。
試行錯誤できる理由はポケモンのタイプや相性にあります。
例えば、「ほのおタイプ」は「くさタイプ」に強い。
逆に「くさタイプ」は「ほのおタイプ」に弱いが、「みずタイプ」に強い。
などポケモンはタイプ別に分かれていて、タイプには相性があります。
なので、ゲームから学べることはたくさんあります。
例えば、この相手に負けた原因って、
・タイプの相性が悪かったからかな。じゃあ、相性の良いタイプのポケモンを捕まえて再チャレンジしよう
・相性が悪くても、相手のレベルを大幅に上回っていれば勝てるのではないか
・新しくポケモンを捕まえてレベルを上げるのは時間がかかるし、友達に交換してもらおう
などいろいろと試行錯誤できるからです。
逆にスーパーマリオのような、画面左から右に進み続けるだけのゲームや、単純なスマホゲームにハマってしまうと、ゲームからコミュニケーションも取りにくいので微妙なのかな。と思っています。
勉強せずゲームにハマるのはありがちなことなので、ハマるゲームによっては大目に見てあげたり、一緒になって楽しむ親でありたいです。
というわけで以上になります(^^♪
少しでも参考にしていただければ幸いです。
今回、紹介した内容は本のごく一部です。
他にもめちゃくちゃおもしろい項目がたくさんありました。
例えば、
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子育てに必ず役立つ情報ばかりなので、より深く知りたい方におすすめです。
読んで損はないと思いますよ。
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